ミッションを言語化する意味は? 

 

仕事で、経営者の方のミッション策定に関わらせていただく機会があります。

その中で感じたことがいくつかあります。

 

その1つ目は、ミッションとは「自分たちが得意なことでの他者貢献」であること。

 

幸福の定義を「幸福=他者貢献」とすると、ミッションは「人の役に立つことをする」こと。

なので、ミッションの追求は幸福につながる。 

モチベーションアップにつながる。

 

「天気の子」っていう新海誠監督のアニメ映画をご覧になりましたか?

 

この映画には、ひなちゃんという祈ることで、雨を晴れに変える力を持つ女の子が登場します。

天気が良くなって喜ぶ人たちの笑顔を見て、ひなちゃんは

「この仕事で自分の役割みたいなものがやっと分かった!」と喜ぶのです。

 

これがミッションの発見です。
ミッションとは自分の存在意義です。

 

気づいたことの2つ目は、ミッションとドメイン(=事業領域)はつながっているということ。

 

事業内容を具体的に表現するとドメインになる。

抽象度を上げて、想いを込めるとミッションになる。

 

気づいたことの3つ目は、ミッションは、目の前の仕事に意味を与えるということ。

 

先日、ある金融機関の支店長とお話していたときのこと。

その方がおっしゃるには

 

「書類作成を仕事と思っている職員がいる。
 そうではなく、地域の中小企業の資金供給することで、

 その企業が機械設備を買えたり、支払いができたり、取引拡大できる。
 それが私たちの仕事であることを伝えたい」

 

目の前の作業が何の意味を持つのか、誰に対するどんな価値貢献につながるか。
これを表す言葉がミッションです。

 

この言語化ができると、仕事が単なる作業ではなくなり、仕事の意味が見出せます。

 

気づいたことの4つ目は、ミッション策定に関わるのは楽しいということ。

ミッション策定に関わることは、その人の生き様や価値観にふれる機会。
だから楽しい。

ミッション策定に関わる仕事をさせていただいていることに感謝しています。