成果を生む「〇〇の差」とは? 

いかにアンテナを立てるか

毎月、経営者向けに「脱ドンブリ経営実践セミナー」を行っています。

 

経営数字を意思決定に活用する方法や、社長と社員の立場の違いからくる

「危機感のズレ」を縮める方法などについてお伝えしています。

 

しばらく前に参加くださった経営者の方から

「社員にもこの話を聞かせたい」と研修をご依頼いただき、

実施させていただきました。

 

社員の方々はとても明るくて前向き。

笑いの絶えない和やかな研修となりました。

 

そして、実施後のフィードバックシートを見せていただくと

 

「社長一人が行うのではなく社員ひとり一人が自分事で捉えて、

 日々行動する必要がある」

 

「社長、部長だけじゃなく、皆で取り組む事が大事」

などのご意見をいただいており、

 

お伝えした事をしっかり受け取ってくださったという事が

伝わってきました。

 

ぜひ取り組みを継続されて、成果につなげていただきたいです。

 

この研修で、ユニークだったことの一つは

社員研修でありながら、経営者が親しくおつき合いされている

外部の方々を招かれ、研修に参加いただいたことです。

 

その中には、取引先金融機関の担当者さんと支店長もおられました。

 

実は、経営者向け「脱ドンブリ経営実践セミナー」と

「お金のブロックパズル」社員研修では、

「お金のブロックパズル」で経営数字を把握する点は同じであるものの

お伝えする内容は少し変えています。

 

理由は、対象者の目線やお困り事に合わせた内容にすることで

内容を自分ゴトとして聞いていただき、経営や業務に役立てて

いただくためです。

 

そして、金融機関の方に「お金のブロックパズル」のお話をするときは、

金融機関の方の目線やお困り事に合わせた内容にしています。

 

今回は、社員向けの内容でしたので、

金融機関の方がどんな風に話を聞いてくださったのか

フィードバックシートを拝見したところ

 

担当者の方は

「ブロックパズルで話を聞くと本当にわかりやすい。

お客様に理解して納得してもらえるような説明をしたい。

お客様がどうしたら、利益アップ、給与アップしていけるかを

もっと考えたい」とのこと。

 

ブロックパズルを経営支援に役立てるという視点で

話を聞いてくださっていました。

 

そして支店長さんは

「支店の業績を改めて職員全員で共有し、着眼点モデルを活用して

なりたい支店にしていくためには、どうすれば良いかを皆で考える」

とのこと。

 

「支店経営」という視点で自分事で話を聞いてくださっていました。

 

同じ話を聞いても、日頃の課題感の違い、

つまり「アンテナ」の違いで、感じること、考える事はまったく違う

ということが改めて再認識できました。

 

だから大事なことは、いかに日頃から「アンテナ」を立てて過ごすのか。

 

成果を生むのは経験の差でもなく能力の差でもなく、

「意識の差」と言えるでしょう。