会議をしてもやる事が決まらない理由は? 

ある経営者の方にどんな会社にしたいのかというお話を伺っていた

ときのこと です。

 

「社員が辞めない会社にしたいです! 

 ただ今度一人辞めるので、今、こんな事を言っていても…」 

 

話のテーマは、どんな会社にしたいのか。理想像のお話です。 

 

ただ、人間には想像力があるので、話した時に現状をイメージして

しまう。 よくわかります。 

 

ただ、理想像は理想像、現状は現状です。 

 

理想像が現状と大きく違うのであれば、どうやってそのギャップを

埋めるのか考えればいいだけの話です。 

 

人は、ある一つの事をテーマに話しながらそこから考えが

広がっていきます。 それは人の持つ連想力の力です。 

 

その事自体は素晴らしいことです。 

ただ、この能力があるが故に会議の生産性が大きく低下してしまう

ことがあります。 

 

アイデア出しのミーティングをしているのに 

「これは、やっても意味がない」とか 

「これは前にもやったけど、ダメだった」 

などアイデア整理を始めてしまう…。 

 

アイデア出しとアイデア整理を同時にすると、

意見が出にくくなります。 

 

その理由は、 アイデア出しの時とアイデア整理の時では 

人間の脳の使い方が異なるからです。 

 

アイデア出しの段階では、できる、できないに関わらず 

たくさんアイデアを出すことに集中し 

その次にアイデア整理をする方が生産性が高くなります。 

 

ただ、わかっていても、ついつい話のテーマが逸れてしまう。 

ありがちだと思います。 

 

そこで、会議の生産性を高める簡単なコツをお伝えします。 

それは、会議の目的とゴールを言語化し、共有しておく事です。 

 

次にやる事を決める会議なのか。 

合意形成なのか。情報共有なのか。 

 

具体的に何ができたら(どういう状態になれば) ゴールなのか。 

 

事前に言語化し、会議の冒頭で、参加者全員で共有しておく。 

 

会議の目的とゴールを明確にすることで 

必要な参加者が明確になります。

 

そして、会議の場で共有することで

参加者のゴール達成の意識が高まります。 

 

簡単でパワフルな方法です。ぜひお試しください。