金融機関が経営ワークショップを主催する意味とは

 

先週は、但陽信用金庫様主催の「知的資産経営ワークショップ」に

ファシリテーターの一人として参加させていただいていました。


知的資産経営」とは、自社の無形の強みに着目して、今後目指す経営ビジョンを明確化し、

明確化したビジョン実現の取り組みを実践するための経営手法です。


その場に別の信用金庫の方が見学に来られていて、ワークショップ終了後、

感想を聞かせていただきました。


その方が特に印象深かったこととして、上げられていたのは以下の2点です。


(1) 企業から経営者だけでなく、社員も含めて複数名が参加している。
(2) 営業担当者が、経営者・社員と対話しながら、ワークを進めている。

(「なかなかできないことだと思う」とのことでした)


その感想をお聞きしたことを交えて、

金融機関が経営ワークショップを主催する意味」を考えてみました。

 

以下の6点の意味があるのではないかと考えています。


① 取引先企業の事業内容についての理解が深まる。
② 取引先企業の経営者・社員との関係性・信頼性が深まる。
③ 取引先企業と対話しながら、一緒に考えることで、職員のスキルアップを図ることができる。
④ 取引先企業との対話によって、職員のモチベーションアップを図ることができる
⑤ 事業性理解や企業との対話の仕方などについてノウハウが蓄積できる。
⑥ 独自の取り組みをしている金融機関という意味で、ブランディングできる。


この中で、見学に来られていた方がもっとも強調されていたのは

職員のモチベーションアップ効果」です。


「お客様に『ありがとう』と言われ、お役に立てた!と思えることほど

 モチベーションが上がることはない」

 

確かにその通りです。


新たな目線での感想をいただいたことで、改めて、意味を考えてみる、

いい機会をいただきました。